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「兄貴……せめてあれにしてくれない?」
俺の目配せの先にあったのは、電動ドリル……な訳あるかボケェェ!!
違うんだ馬鹿野郎。俺はその奥にある包帯に目をつけたんだ。ジョークだよ? 通じるよね? 通じないの? 馬鹿なの? ねぇ馬鹿なの? 死ぬの?
なにまじまじと電動ドリル見詰めながらニヤニヤしちゃってんの? 怖いよあんた。
「兄貴、落ち着け。飴食え、落ち着け」
落ち着けよ俺、あんまり喋るなし。
肋骨が軋むぜバーロー。
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