36人が本棚に入れています
本棚に追加
/60ページ
「ほらシンちゃんおばちゃんが飴届けに来て――
あ、やべ。今俺貫通しちゃってます。てへっ。
「どれどれシンちゃんはおるかいの――
「イヤァァァァァァァァ!?!?」
ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい。
姉ちゃんを再び泣かせてしまった。
奴が来る。
そうさ奴が来る。
地獄の阿修羅ぁこと腐!!
仁王立ち……していたのはおばちゃん!?
「貴様……あたしゃのシンちゃんになんてことしよるんじゃ」
泣き止まない姉ちゃんと鬼より鬼なおばちゃん鬼神モード。
兄貴……同情するぜ。
あ、本物の鬼も来ました。
「またひよりを泣かせたのか、腹に不細工な風穴開けやがってテメェ」
「違――
その言葉をなんとか呑み込んだ。言い訳がなんとかでまた殺されんのは困る。
「鉄槌……受けてみよ」
「うぎゃあああああああああああ!!!!」
肋骨が粉になった気がする。
そして兄貴は四肢がひしゃげてるよやべーよおばちゃん怒らせちゃやべーよ。
まぁ粉になった俺の肋骨もヤバいんだが……いや、気のせいかな? だって未だに
肋骨が軋むぜバーロー。
最初のコメントを投稿しよう!