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「皆さん、完成したようです。」
「あ、そうですか。」
「それでは、エントリーナンバー1番、玉川日和様です。」
「ちなみに出場順は先程くじで決められました。」
言う必要はない、というツッコミは心の中にしまって、日和を見た。
「やっぱり恥ずかしいよ…」
じゃあなぜやった。なぜ参加した。なんて野暮なツッコミはしないでおこう。日和は、背中に大きな羽根という、シンプルなボディーペイント。まあ、よくあると言えばあるが。
「次はエントリーナンバー2番、藤村陽子様です。」
生徒会のロリッ娘書記の登場である。
「誰がロリッ娘だぁ!?」
「あれま、聞こえていましたか。」
まあ、藤村先輩でいじるのはこれくらいにしておこう。ボディーペイントは、何か体中に蔦が絡まっている感じである。何というか、一見触手かと思った。
「エントリーナンバー3番、牧野優子様です。」
副会長には楯突けないから素直に感想に移るとしよう。まあ、競泳水着だな、うん。それ以上でも以下でもない。
「コメントが普通ね。」
「すいません、これ以上説明の仕様がありません。」
素直に謝っておくのが紳士ってものだろう。
「次は、エントリーナンバー4番、竹虎千代様です。」
千代は…と、思わず目を逸らしてしまった。全身虎のボディペイントだったからな。ビックリしたよ、うん。
「ちゃんと、見て…?」
「色々と見れません。」
はっきり言っておいた方が身のためだろう。
「次は、エントリーナンバー5番、坂本可奈恵様です。」
坂本先輩は、何やら嫌な予感しかしない。と、やはり期待を裏切らなかった坂本先輩がいた。まあ、簡単に言えば何かボンテージみたいなものを着ているように見せている。パッと見服を着ているように見える。
「これで外を歩いても大丈夫かしらぁ?」
「色々ヤバいからやめておいてください。」
まあ、ほんとに色々。
「最後に、エントリーナンバー6番、白石涼子様です。」
まあ、やはりトリはこいつか。なんか坂本先輩以上に嫌な予感しかしない。と、そこにいたのは、下着の上から下着の中をペイントした涼子がいた。ちなみに、他にも色々書いてあるが、何が書いてあるかさっぱりわからない。
「胸に埋まったウサギさんですわ。」
「言わなくていい。」
絵心ないのは昔から、か。
さて、全員終わったところで審査、と言うわけだ。俺は…
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