【第1章】10年目の精霊祭

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たった今、カラは精霊召喚に成功した。 あの難しい言葉は練習したのかなぁ。 めっちゃカッコ良くて周りから黄色い声も聞こえたような…。 契約も滞りなく終わり、カラの背後にうっすらと精霊が見える。 あれは多分、火の精霊かな? 因みに、召喚したての精霊は不安定なんで、媒体になる精霊石が必要になる。 カラも、精霊と精霊石を繋いだみたいだ。 あ、俺も精霊石は村長に貰ったよ。 緑色系が好きなんで、柔らかい緑色をした、ちょっと不格好な石を貰った。 「次、ジング・ダイト準備を」 「あ…はい!」 さて、いよいよ俺の番だ。 お寝坊な精霊さん。 早く一緒に遊ぼうなっ!。
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