【第1章】10年目の精霊祭

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『やぁぁぁぁぁぁ』 「ぐはぁっ」 いきなり顔に衝撃を受けた。 「な…なんだ」 「どうしたんだ!?」 「ま…まさか?!」 周囲の声は聞こえるんだけど、目の前が真っ暗で何も見えない…。 しかも、さっきの『やぁぁぁぁぁ』って何だ!?。 あれか! 戦いを挑まれたのか!? まてまてまてまて! とにかく、何で目の前が真っ暗なのかを解明せねば、俺は精霊に討伐されてしまう。 駄菓子菓子! 俺、目はパッチリと開けてるんだよね。 なのに視界ゼロ。 周囲からは「まさか…」とか「そんなはずは…」とか「ザワザワ」とかしか聞こえない。 思わず、目を擦ろうとして、マブタに手が当たる前に何かに当たった。
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