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「ん?」
ぷにゅ
「んんん?」
ぷにゅぷにゅぷにゅ
「何じゃこりゃあーーーーー!?」
『いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ』
な、何かが顔にへばりついてる!?
あ…さっきの『やぁぁぁぁぁ』な討伐は『いやぁぁぁぁぁぁ』だったんですね。
討伐じゃなかったんですね。
良かった良かった。
…じゃねぇ!
な…何だこれ!?
なんか爬虫類っぽいぞ!
なんか尻尾みたいなのがあって…ちょ!
尻尾で首を絞めるな!
く…苦しい…
痛っ…足!足が耳に引っかかってるって!
これは、どう考えても爬虫類が顔面にへばりついてるとしか思えない!!
「ちょ…離れろおお!」
『いやぁぁぁぁぁ』
しかし、その爬虫類は何度ひっぺがそうとしても顔にへばりついて離れようとしなかった。
絶対に離れるもんかって、小さな身体で必死に抵抗していた。
これが、俺と緑(リョク)の、この世界での出会いだった。
◆第1章 完◆
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