兵士 ルーク

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「どうかしたんですか?」 レイが聞いた。 「いや、なにもないがそれだけではな…」 「そうですね…」 ガチャ… ん!?!? 王室の扉が開いた。 そこには、1人の兵士がいた。 「だっ…大丈夫か?!」 レイが駆け寄る。 「王様……し…失礼します…… あの魔術師のような男……… 名前を名乗っていました… 名前…………は……ハァハァ…ガ……ガイ…………」 今にも死にそうな兵士。 「シルビア!なにやってんだ! はやく治療をっ!!」 「……もう駄目よ…息がないわ…」 「なに?!…………ほんとだ… 脈がない……」 キラさんが兵士の首を触りながら いった。 「いいとこでしにやがって…くそっ! 漫画ぢゃねーんだぞ!」 「だけどなにか言ってましたよね? ガイ……とか。」 レイが言ったことに 全員が頷く。 「捜すしかないな… この城についた邪悪な気と 死んだ街の人々のためにも そのガイなんとかを 見つけなきゃ話にならんしな…」
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