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「う………うぅん……眩しい………」
俺は生きてるんだな
てっきり、昨日の夜に出血多量で死んだかと思った。つか、此処は何処だ?家………じゃないから病院かな
「志郎っ!!」
「お兄ちゃんっ!!」
ギュッ
「痛い痛い痛いっ!!」
姉貴達が俺に抱きつくのは嬉しいが傷口が開きかけるから止めたがマジ痛かった
俺は姉貴に状況を教えてもらい全治3週間らしい。
「とりあえず、2人は学校に行かないの?」
「うん。そうだね」
「じゃあ、行ってくるね。安静にしてなさいよ?菅原君。」
「安静にしてますから行ってください。菅原先生」
「「じゃあ、行ってきます!」」
「行ってらっしゃい。」
俺は2人を病室の出入り口前まで送りベッドに戻った。
「眠いし昼まで寝るか………」
俺は久しぶりの睡眠を手に入れた感じに爆睡した
そして、お昼
「菅原さん。昼ご飯ですよ~」
美人ナースさんを眺めながら昼ご飯を食べようとしたら
「菅原さん。そんな事をすると彼女達にチクっちゃいますよ?」
満面の笑顔でとても恐ろしい事を言われた
「スミマセン…つい、美人過ぎる人が俺の目の前に居たもので。後、彼女じゃあありません。あの2人は姉と従妹です」
俺は苦笑しながら訂正を入れた
「そうでしたか。てっきり、どちらかが彼女かと思いましたよ。」
「それはそれで良いかもしれませんが後々がめんどくさそうなので遠慮しますね。」
「そうですか。」
美人ナースはカートから昼ご飯を出すのかと思ったらカートの上に置いてあった手作り弁当をくれた。
「あなたの手作り弁当ですか?それはそれで感激ですが、姉貴達にバレると入院期間が延長されるので遠慮します。」
勿体ないが、貰う事を拒否した。だって、貰ったらまた姉貴達に刃物で刺されるよ?
「残念ですが、私じゃなくお姉さんの手作り弁当ですよ。」
美人ナースに笑顔で返された。
「まぁ渡してくれてありがとうございます。」
「それはお姉さんに言ってあげてください。」
まぁナースさんの言うとおりだな
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