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小鬼は少し驚いた。というのも、ケーキには当然驚いたとして、ケーキにささっていた蝋燭が、余りにも美しい橙色のものだったからである。
『綺麗な蝋燭。』
それだけ呟くと、そのケーキを持ち、あばら屋を去ろうとした(当然である)。
小鬼さん、今日はここで食べていきなさいよ。街中ほどではありませんが、このあばら屋もハロウィンなのです。ついでに、婆が昔話をしてさしあげましょう。
『それもいいかな。』
小鬼は即答し、適当に椅子になりそうなものを見つけ腰を降ろし、婆もロッキングチェアに腰を降ろした。
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