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橙「あっ
すばるくん!!」
赤「...あのさ
丸はどうして幽霊になったん...??
べ...別に言いにくいなら
えんやけど...」
橙「......俺...
実はキレーにそこら辺だけ
忘れてるんですわ
―――ただ
『一度でいいから屋上で人と話してみたかった』
っていうのは強く覚えてるんです
でも気付けばこの屋上にこの姿でいたんですよね」
赤「じゃあ...
いつまで丸はここに居られるん??」
橙「ん??
そういえば...
もうすばるくんと話せたんだから...
もうすぐ消えちゃうかも」
赤「はっ??
何サラッと言ってるん??」
橙「ねえ
すばるくん」
-ザァッ-
橙「俺が消えても
俺のこと忘れないで下さいね」
-ドクン-
赤「.........わ...
忘れたくてもムリやっ!!
幽霊と逢ったなんて」
橙「ですよねー」
赤「―――...」
-ドクン-
赤「風強いな...
丸はさそんな薄着で寒くないん??」
-ドクンドクン-
橙「おん平気
俺そうゆうの感じないみたいですから」
-ドクン-
あ...
そういえば息が白いの俺だけや
-ドクン-
赤「~~~~~~~
丸!!
手繋ご!!」
橙「えっ//
急ににどうしたんですか??
嬉しいんやけど俺たちムリですよ」
赤「こうゆうのは
ノリと雰囲気なんやろ??//」
橙「うッ...
あ...ハイ...」
―――丸が
このまま本当に消えてしまいそうで
思わず手を伸ばしてしまった
何やってんやろ俺...
バカみたいや
二度目に触れた手が
前より冷たく感じなかったのは
多分俺の気のせいや
.
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