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赤「丸...
なんか色薄くなってへんか...??」
橙「え
―――...
俺そろそれかもしれんなー」
赤「はァ??」
なんやそれ...
なんなんよそれ......っ
赤「ヘラヘラすんなやっ顎っ!!」
-ヒュッ-
スゥ
べしゃ
赤「...勝手に現れて...
さんざん人のこと振り回して
それで勝手に消えんなやっ!!」
橙「.........
...すばるくん
俺のお願い聞いてくれますか??」
赤「...え??」
橙「入り口の向こう側行って下さい!!
ホラ早く!!」
赤「??
あ...おん...」
なんなんよ
いきなり...
赤「これでどうするん??」
橙「次はガラスに手あてて下さい」
赤「??
おん...」
橙「ガラス越しだけど
ちょっと触れ合ってる感じしません??」
赤「......そうやな」
ああ
でも丸...
やっぱり硝子は冷たいんよ
-ポタポタ-
橙「すばるくん
最後のお願い
もっと顔近づけて
目つむって
―――それから泣かないで下さい」
赤「丸??」
ガラスがくもってて
よく見えへん
赤「―――なぁってば...」
-ガラッ-
赤「丸っっ!!」
そこは一面真っ白で
あるのは俺の足跡だけやった
.
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