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橙「すばるさん!!
ちょっと待って下さい!!」
赤「...っ!!
着いてくんなや
手離してや...」
追っかけ来んといてよ
期待してまうやん...
橙「最後まで話聞いて下さい」
赤「いややっ」
橙「お願いします
やないと手離しませんから」
やめてや...
好きって言ってまうやん
丸に迷惑かけたないし振られるのも
怖いねん...
だからお願いや......
赤「まるっ!!」
橙「嫌です」
赤「アカンの...
お願いやから離してや...ｸﾞｽｯ」
橙「...すばるさん」
-ｷﾞｭｯ-
―――え...??
なんでなん...
なんで好きなやつがおるんに
抱きしめるん??
丸がわからんよ......
赤「...まる??
なんで抱きしめとるん
好きなやつに見つかったら
勘違いされてまうよ...」
橙「別に構いませんよ
だから話聞いて下さい...
僕の好きな人は、「いややっ!!」
橙「え??」
赤「いやや...
そんな話聞きたないんよ...ｸﾞｽｯ
うちな丸のこと好きやから
丸の好きな人の名前何て聞きたない...」
ほら言ってもうたやん...
丸の顔見れへん
今、丸はどんな顔してるん??
困ってるんかな―――...
聞きたないよ...
もういやや
橙「すばるさん...
なんで先に言っちゃうんですか??//」
赤「...え??」
丸...顔真っ赤やん
なんで...??
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