季節外れの転校生、再び

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「僕で良ければ喜んで!」 満面の笑みで涼は俺の手を握り返した。 「これからよろしく頼むぜ。後、樹はあんまり相手にするな」 「了解しました」 2人で笑い合っていると、 「稟君、涼君ー!2人共置いていっちゃうぞー!」 かなり離れたところからシアが大声で呼んでいた。話し込んでいて気がつかなかった。 「行くか」 「そうだね」 俺は商店街の道を走り出した。新たな仲間と共に。 結局、シアは言われるまで、今日の目的を忘れていたのは余談である。
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