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すべて説明し終えると男は
「忍者みたいですね。」
と笑顔で言った。
そういえばそうだな。と思った
「ピンポーン」
どうやら着いたようだ
扉が開く。
一面コンクリートの部屋だ
広さは学校の教室くらいだ
中央には布が被せられたなにかがある
けっこう大きいな…
うなり声が少し聞こえる
人が縛りつけられているのだろうか
俺と男はひとまずテレビを探した。
見つからない
「それらしきモノはありませんね」
男が言った
俺は頷いた。
「アレの中見るしかないっすね」
「はい」
俺と男は中央の物体に近づき、男が布をとった。
…洋式の机と椅子。
案の定、椅子には人が縛りつけられていた。
銀行強盗的なマスクを着けている
太っているな
鎖が服に食い込んでいた
喋れないようで、小さくうなっている
男は縛りつけられているその人のマスクを取った
………翔大?
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