事情

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翔大も捕まってたのか 俺は動揺した なんで翔大までこんなことになっているんだ 翔大に何かしら喋りかけようと思ったが 俺からみて右側の壁に映像が写しだされた 気づかなかったが よく見ると天井に映写機がついているようだ。 映像はそこから写し出されていた 今気づいたがその壁際の隅に洗濯機が置いてあった。コンクリートと同色なのできづかなかった ライオン人形が大きく映っている 「さぁ、真也。そこに座っているのはお前の大事な友人であろう。余談だがかなりフルーツオレ臭くてね。運ぶ際は不愉快だったよ。」 俺は翔大に目を向ける 確かにフルーツオレの匂いがする。それも腐ったような。 翔大はうなり声を上げている 何か言いたそうだ。 口に貼られいるのは…ガムテープだ 剥がしてやりたかったが、ひとまずライオン人形の話を聞くことにした 翔大はすごく早く剥がしてほしそうだったが 俺は目でそれっぽいサインを送った が伝わらなかった。 うなり声を上げている ライオン人形が喋る 「その男が座っている椅子の下には重量を感知するものが置いてある。 簡単に言うと体重計みたいなものだ。 」 椅子の下に目を向ける。 それらしきものは見当たらなかった。 ライオン人形は話を続ける 「机にご馳走が用意されてあるだろう。」 無いですけど…。 「そのご馳走には…」 ライオン人形の下からフリップが出てきた。 〔下剤が入っている〕 どうやら翔大には分からないように俺達に伝えたかったらしい ライオン人形は話を続けた 「恐ろしいだろう。説明してやろう。」 フリップが出る 〔もしもその友人が机にある物を食べてしまうと、椅子の下のセンサーが感知し、男を恐ろしい目に会わせることになる。助ける方法は一つ〕 フリップが更新される 〔センタクするのだ。私を少しでも満足させてみるのだ。〕
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