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老人の質問にヒロシさんは愛想よく答える
そんなやりとりを俺と翔大は見つめていた
それで1つわかったことがある
ヒロシさんは独身だ
そして俺達そっちのけでヒロシさんと老人の話は続き、俺達の気になる内容に話が入った
「私も気づいたらここにいたんだよ。最初は何事かと思い流石に不安になり困惑したんだがね、孫も横におったことだし、孫を不安にさせまいと思い、君達が来る今まで孫と遊んでいたのだよ」
「そうなんですか。失礼ですが、気がついたとき、動けなくなっていたとかそのようなことは無かったですか?」
「いや、そんなことは無かったがね。ヒロシ君はそんなことがあったのかね?」
「はい。実はですね…」
ヒロシさんは老人に今までの経緯を説明し始めた
説明途中、老人は俺達をチラチラと見てきた
俺達は気づかないフリをしていた
説明し終わると老人は眉を上にあげ、言った
「本当かね?」
「はい」
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