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結局はこうなるふたり。
お互いに言い争った後、秀士が時計に目をやった。
「もうこんな時間か…。出かけるぞ。支度してこいよ」
「え、あっ、うん」
やっぱ、出かけるんだ。
なんか、初めてのデートみたくて嬉しいな。
…秀士と美由は車に乗り込み出発した。
「ねえ、どこいくの?」
「秘密」
「えー」
美由は口を尖らせた。
「可愛くねえ顔してんじゃねえよ。
教えちまったら楽しみが減るだろ」
そういうもんなのかな?
にしても、ずいぶん遠くまでいくんだな。
ふたりが目的地に着いた頃には日付が変わろうとしていた。
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