誕生日

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美由は連日の試験勉強による寝不足で、すやすや眠っていた。 「おい!起きろ!」 あれ…私、寝ちゃってた! 「ごめん…私…」 「んなこといいから、ほら、急げ!」 「わあっ。」 急に秀士は美由の手を引っ張り早足で歩き出した。 こんな夜遅く、どこいくの?! 美由は疑問を抱えながらも秀士に必死で着いていく。 「ほら、着いたぞ。」 「え…?……何も、ない?」 美由が辺りを見回したが街灯ひとつなく真っ暗だ。 明かりと言えば…… 月明かりだけ。 もしかして… 「上…見てみろ。」 「うっ、わあっ!! すっご…」
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