誕生日

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美由が見上げたのは、 夜空一面の……星。 「先生!すごい! めちゃくちゃ綺麗だよ? うっわぁ…手、届くんじゃないかな??」 夜空に手を伸ばす美由。 「バカだな。バカはこうゆうの好きだろうと思ったが、やっぱりな。」 「バカバカうるさい!! でも怒んないよ? こんな綺麗な星見せてくれたから!」 空を見上げたまま、美由は笑った。 「よかった。好きで。」 秀士はそういうと携帯で時間を確認し、美由に近づいた。 「わっ!先生?」 秀士は美由を抱き締めた。 「先生?ここ、外だよ?」 「心配すんな。こんなとこ誰も来やしない。 それより…… 誕生日…おめでとう。」
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