誕生日

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「…貸して、つけてやるから。」 秀士は手を差しだした。 「うん、ありがと。」 美由はネックレスを秀士に渡し、髪をかきあげた。 「これ、私ずっと学校でもつけてていい?」 つけ終わると秀士は美由を自分の方へ向かせ、ネックレスを見つめた。 「似合ってる… 学校では、制服で隠れるようにしろよ。」 「うん、やったあ!」 秀士は美由の笑顔を満足そうに見つめた。 「じゃ…帰るか。」 そういい、秀士は美由に手を差し出した。 美由がその手をとると、ふたりは車へと、歩き出した。
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