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「ん?あー俺か?
気にすんなよ。
あーゆー奴嫌いだし、けどお前もこんな遅くに外歩いてんなよ。
一応女なんだし?
いつも助けてやれる訳じゃないんだから」
「またばかにした?!
一応ってなによ!完璧女なんですけどっ」
また私可愛くない言い方しちゃう。
せっかく涼子のおかげで仲良くしようって決めたのに。
「完璧?誰がだよ。
お前みたいなガキのどこが女なんだよ」
売り言葉に買い言葉。
お互い言葉は荒っぽいけど
一番自分らしくいれる。
やっぱ居心地いいのかも。
それにしても…、
「俺の」なんて、冗談でもドキッとしちゃった。
…変な私。
「ほら、また百面相してないで、早く帰るぞ。
そんなとこいたらまたナンパされるぞ」
歩くのが速い秀士に美由は駆け足でついて行った。
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