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「じゃあそうだな…会津屋君。この問題分かる?」
「(^-^)」
帽子屋のつまらん授業
第一会津屋に答えを聞いてどうする。いくら聞いても顔文字しか返って来んぞ
「いや(^-^)じゃなくて…この問題なんだけど」
「(^∀^)」
「いやあの…だから(^∀^)じゃなくて…あ!黒板に書いてくれる?」
「m9(^Д^)」
「会津屋君評価Eっと…」
「(´・ω・`)」
コミュニケーションも失敗に終わり、授業が再開される
だから言うたじゃろ
お前は本当に阿呆じゃな
一辺死ね
「白兎ー。君も評価下げられたいのかい?」
「儂の心を読むな。物の怪か貴様」
「物の怪は君だろう。全部声に出てるんだよ。丸聞こえなんだよ。せめて授業に差し支え無い程度にして欲しいね」
「はいはいサーセンしたwwwププ…一人言にそこまで反応するとか…wwwマジないわwww」
「死ねよ。頼むから死んでくれよ」
髪を掻き上げ溜め息をつく帽子屋
つーか何で呼称が『帽子屋』な癖に授業中は帽子被っとらんのじゃ。腹立つ。何かどうでも良い事まで腹立つ
「もう本当憎々しいんだけど。何コレどうしたら良いの」
「そうじゃな…儂が授業に出ない代わりに、お前は儂の評価を下げるな」
「ぐ…ッ!!美味しい条件だけどそれを認めたら僕はただの給料泥棒になり下がってしまう…!!」
「教師なんて皆そんなもんじゃろ」
「だよねー!!いってら!!」
「うむ、行って来るぞ!!」
まぁ後でアリスにチクるがな!!
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