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第一問
俺らがこの文月学園に入学してから二度目の春が訪れた。
校舎へと続く坂道の両脇には新入生を迎える桜が咲いている。
☆
鉄「上杉、おはよう」
俺を呼び止めるのは鉄人だ。
龍「鉄人先生おはようございます。」
とりあえず挨拶しとく
鉄「今、鉄人と言っただろ」
龍「ははっ。気のせいですよ」
鉄「はぁ、まあいい受け取れ。」
鉄人はため息をつきながら封筒を渡してくる。
龍「いらないけど一応貰っときます。」
一応頭を下げておく
鉄「しかしなぜ試験の時途中退席した。お前ならAクラスは無理でもBクラスなら行けたかもしれんのに。」
龍「Fクラスにいくためですよ」
『上杉龍羽……Fクラス』
鉄「お前がそれでいいならいいが」
龍「では鉄人またあとで」
俺は校舎へと進んで行った。
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