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俺の自己紹介を終えるとほかの人の自己紹介が続く
姫「あの、遅れて、すいま、せん……」
『えっ?』
教室全体が驚いた。無論俺も驚いている。
福「丁度よかったです。今自己紹介をしているところなので姫路さんもお願いします」
姫「は、はい!あの、姫路瑞希といいます。よろしくお願いします……」
まさか姫路がこのクラスだとはな、未だ驚きを隠せない。しかし何故だ?
「はいっ!質問です!」
その疑問は一人の男子生徒によって解明された
姫「あ、は、はいっ。なんですか?」
「なんでここにいるんですか?」
このクラスの皆が疑問に思っただろう。
彼女の容姿は人目を引くし、なにより成績がやばい学年二位の成績をもつ才女だからだ。
姫「そ、その……」
姫「振り分け試験の最中、高熱を出してしまいまして……」
『なるほど』と皆と一緒にうなずく。振り分け試験を途中退席すると無得点になるからだ
『そう言えば、俺も熱の問題が出たせいでFクラスに』
『ああ。化学だろ?アレは難しかったな』
『俺は弟が事故に遭ったと聞いて実力を出し切れなくて』
『黙れ一人っ子』
『前の晩、彼女が寝かせてくれなくて』
『今年一番の大嘘をありがとう』
ほんとバカしかいねぇなこのクラス
姫「で、ではっ一年間よろしくお願いしますっ!」
俺はまた眠たくなってきたので二度寝をすることにした。
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