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一年の時三人はクラスがバラバラだったが、二年で同じクラスになって毎日を楽しく過ごしていた。
ただ、いつも加藤凛子の事で一喜一憂する松嶋の恋は見ていられなかったが。
今回は特に酷い。
事件後の五時限目はグラマーだった。
原田が自分の斜め前に座る松嶋を見た。
どんよりと暗い影を背負う彼の背中から、そのすぐ後ろの席の福田へ視線を動かすと。
ちょうど福田も松嶋から原田へ視線を動かすところだった。
そして―。
目が合った二人は同時に大きく溜め息を吐いた。
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