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俺はこの時から自分自身で酔っていたのかもしれんな
少なくとも周りからはそーゆー風に見られていたのは確かだろう
お人好しの馬鹿が現実みらんで大変やな位思われとったと思う
ツレからも
「お前のホンマの子供ちゃうのになんでそないなことできるん?」
何度このホンマの子供じゃないのにという言葉を聞いたか分からない
確かに血は繋がっていない
せやけど血の繋がりがそんなに大事なことか?
どんな子供でも子供は子供やん
それを大事にして愛するのは大人なら普通ちゃうん
俺はずっとそう思っとったから普通のこと思っとったけど、どうも普通じゃないらしい
どんだけ周りが言っても俺がぶれんどけば大丈夫やと信じていた
それに答えるかのように彼女も子供も俺に愛情をくれた
誰かに愛されて自分も愛することがこんなに嬉しいこととは知らなかった
俺は昔色々して人を好きになることを避けていたから
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