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何となくわかっていた。まだ一緒に暮らす部屋も決めていないのに、突然食器を揃えだしたのは、きっと離れている間に気持ちまでもが離れてしまうという不安からなのだろう…。 「そっか…。何だか離れるのは淋しいけど、お前の夢の為だもんな。良かったじゃん、憧れの人の弟子になれるなんてそうそうないぜ。」 蓮がそういうと、瑠璃はほっとした顔をした。
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