0人が本棚に入れています
本棚に追加
いつもと同じように授業を受け、その日の学校は終わった。
「あ、蓮く~ん、早く早く~」
すでに瑠璃は校門におり、小さな体で精一杯手を振っていた。
その姿がまるでハムスターのようだと笑いながら蓮は走って瑠璃の元へ行った。
「お待たせ。今日は早かったんだな?」
「そうなの。先生が用事あったみたいで少しだけ早く授業が終わって。」
「そっか。じゃ、行こうか。」
「…蓮くん、ちょっと話があるの。公園に寄らない?」
「話?分かった。行こう。」
いつになく真顔な瑠璃に今朝見た夢を思い出しながら、二人は公園へ向かった。
最初のコメントを投稿しよう!