日常

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「お、流れ星!始めてみたぜ。ラッキー」 しばらく歩き、ふと雄馬が空を見上げると一筋の流れ星がみえた。 初めて流れ星を見た雄馬は嬉しそうに指を鳴らした。 「そうね。私も始めてみた。」 つられて律も空を見上げるとまだ流れ星を見ることが出来た。 「でも、流れ星ってこんなに長く見れるもんなの?しかもなんか赤いしそれに低くない?」 「さぁねぇ、始めてみたかんなぁ。よくわからんぜ」 流れ星は赤く線を描き飛行機よりも低く飛んでいる。実際、二人が流れ星と言っているだけであって誰がどう見ても流れ星でない。どちらかというと隕石に近いんではないだろうか。 「何かだんだん近づいて来てるぜ?」 そう、地面に近づくように飛んでいる。いや降っていると言った方が正確だろう。 「本当ね…心なしか雄馬の家の方に近づいているような…。」 「って、もろ家に近づいてんじゃん!!」 「住む所無くなったら面白いわね……クスクス」 「馬鹿言ってんじゃねーよ!とにかく行くぞ!マジで家にぶつかったらシャレんなんねーぜ」 雄馬は煙草を投げ捨て家の方に走り出した。 「私パース雄馬頑張って。私はゆっくり向かってるね」
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