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(あー、そろそろ給料日だからこいつ買えるぜ。そういや、今月頑張ったからついでにマフラーも変えるか。いや、まてよ……そうすると……。)
逆に落ち着きすぎたのか自分の世界に入ってしまったようだ。
なんやかんやと考えていたが何気なく目線を動かした先に先ほどのコスプレ少女が見え、一瞬で現実に引き戻された。
「だぁぁぁ、本気で意味不明。取り敢えず……。」
このままじゃ埒があかないと気付き、起こすことにし少女の上半身をを起こし自分の膝に立てかける。
「おい、起きろ。」
何度か声をかけてみるが全く反応がない。
軽くビンタをかましたが、叩いた場所が赤く染まるだけで起きる気配が無い。息をしていることから生きていると分かる。が、若干苦しそうな表情をしている。
「あー…こりゃちと不味いかもな…しゃーねえ。」
少女を抱き上げ唯一無事だったベットに放り投げ、ポケットから煙草を取り出し火を付け煙を吐き出す。
何故、彼が少女を雑に扱うのかはただ単にドSなだけでなく。全く理解出来ない状況に苛付いているからだ。もっとも、彼がドSなのは否定できないが…。
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