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理由もなく涙が溢れ出てくる
。
そして私はひとりぼっちなのだ…と改めて痛感する。
この世界で私という存在はなんてちっぽけで儚いのだろう…と。
いつも未来のことを考えると、
どうしようもなく不安になって
消えてしまいたい…。と、
ふと思うときがたくさんある。
そして…
その欲望が私を掻き立てる。
昨日、私は本気で死のうとした。だから遺書まで書いた。
そして冷たく光るカッターの刃を手首に当て、
深呼吸した。
だけど手が震えてどうしても死ぬことができなかった。
血のかわりに溢れ出だしたのは大粒の涙であった
本気で死にたかった。
死んでしまいたかった。
なのに私の体はその願いをあっさりと拒絶した。それからいつも死ぬことばかりを考えて生きてきた。
なのに自殺を試みようとしても、自分自身の弱さと恐怖に負けてただのリストカットに終わる。
しかし手首から流れる
一筋の血を見たとき言いようのない安心感が私の心を包み込んだ。
だけど、それはほんの一瞬の感情に過ぎず後々からもっと深くきれば良かったとおもってしまう。だけどリストカットを繰り返すたび一瞬だけ私はこう思う。
今、私は生きているんだと…。
今日も私は死への快楽を得るためにリストカットを繰り返す。
今度こそ深く切るために…
いつか本当の死の安堵感に包まれてみたいと思うから…。
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