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出会い
社会人になってから
3ヶ月が経とうとしていた。
仕事が忙しくて
あの時ユカちゃんが言った言葉はすっかり忘れていた。
『あ~っ!終わったぁ~♪』
今日も仕事を終えて、
私は解放感に満たされていた。
「あや、お疲れ様っ♪」
あ、ユカちゃん。
ユカちゃんは
私の事を「亜矢子」から「あや」に呼び方を変えた。
「あやぁ、明日仕事休みじゃん。明日何するの?」
『明日ですか?
明日は特に予定ないですけど…』
「えっ、マジ??
じゃあさ、今日飲み行かない?」
『あっ♪行きたいです♪』
ユカちゃんと飲むお酒はおいしい。
「今日ね、
いきなりなんだけど―
合コンがあるんだよぉ~」
ニヤニヤしながら
ユカちゃんは言った。
えっ??
合コン??
『い、いきなりですね💦』
私は慌てた。
当たり前だ。
ユカちゃんと2人で居酒屋行くと思ったから。
「お願い~!いきなり連絡来てさぁ、
あやに前行ったよね?
私が行ってる合コンの話…」
あ…。
思い出した!
ユカちゃんが前に言った話。
普通の飲み会じゃない…
き、気になる!
黙ってた私に
ユカちゃんは察したようだ。
「あやってさ、
結構ミーハーだよね♪
私そういう子を探してたの。」
「さっ、あや着替えて。
帰ろう。あやなら楽しめるから。」
えっ、ちょ、ちょっとぉ!
グイグイ腕を引っ張られて
ユカちゃんは私を
更衣室に連れて行った。
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