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「・・・ラニール、ニャラーチェ。早く行きますよ。」
ウィルは、ニコリともせずそう言い放つ。
「ちぇっ。堅物堅物のウィルめ~」
こうしてローラは、自分の住居にたどり着く。
ローラの住居は、一見しっかりとした家である。
三角屋根があり、一階立てのしっかりとした住居。
しかし、これは簡単な組み立て式の住居でありテントをより暮らしやすく改造したモノである。
そこの目の前までたどり着いたローラは、親衛隊の3人に振り向く。
「今日は、本当にありがとうございました。」
そう言ってローラは、腰を曲げてペコリと頭を下げる。
「いつもの事です。礼には及びません。」
ウィルは、手に持ったかごを家の内部へ持っていく。
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