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「みなさんと食事ですか。楽しそうです♪」
ローラも家に入ってきており、弾んだ声で話している。
よほどみんなでの食事が嬉しいらしい。
「いえ・・私は・・・・」
「? もしかして都合があるとか・・」
リリスは、残念そうな表情でウィルを見る。つぶらな瞳で凝視され続けるウィルは、内心戸惑ってしまう。
(そ、そんな眼で・・)
「そんなもんないない。ウィルに断る理由なんて無い」
「ちょ、ラニールさん・・」
ラニールは、そう言って空いている椅子に腰掛ける。
それに続き、ラニールの隣にニャラーチェも椅子に座ってしまった。
こうなるとウィルも立つ瀬がない。
「しょ、しょうがないですね。食事の時でも危険がつきものですから、護衛という名目で・・」
そう言ってウィルも椅子に座る。
こうして親衛隊3人の着席は完了されたのだった。
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