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「まあ今のこの生活は、悪くないと思っていますよ。たとえこの世界が間違っていたとしても今が良ければそれでいいって人多いでしょうし。」
リリスは、そう言ってくる。
「私は今がとっても幸せ♪」
ローラは、目玉焼きを口に含みながらそう答える。美味しそうな仕草を頬に片手を当てて表現している。
そんなローラの姿を見てリリスは、心底嬉しそうにしている。
これだけ見るととてもへいわなにちじょうである。
どこにでもありそうな。
しかし、どこにでもないのがこの世界。
デスヘヴンは、ヘルスデッドにいる人の犠牲の上で成り立っている世界なのだ。
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