くろおど・びすまるく

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「エリス、俺は力不足じゃないのか?」 「私は、少し違う考えを持ったよ。」 エリスは、少し間を置いて言葉を続ける。 「心配が懸念せざるえない事柄なんだけどね。ビスマルクには、ひたむきな心が良さだと思う。私は、そんな所を認めてくれたのがクロードだと思うし。」 「そっか・・・」 ビスマルクは、少し微妙な面持ちのままエリスからの言葉を飲み込む。 「じゃあ休憩にしようよ。せっかく久しぶりにクロードさんが帰ってきたんだから♪」 エリスの声は、いつになく弾んでいた。 そんな声にビスマルクは、平和を感じさせてくれる。表情も自然とほころんでくる。
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