くろおど・びすまるく

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そして、今回の任務は十字架にたどり着くための要所となる場所の突破である。 今まで誰も突破された事のない堅固な所らしい。 「とにかく難攻不落の城が作られている場所だ。周りは、山で囲まれているため攻めるにも効率が悪い。」 クロードは、そう付け加える。 その黒い眼にはビスマルクの全身が映し出されていた。 「それに高い城壁に万能な防御装置、人もかからないそうだ。これまでに仲間が相当やられてるのもそこを死地にした者に起因してくる。」 今は、3人が同じ場所に介しておりビスマルクやエリスは聞き役に徹している状況だ。 簡素な作りで四畳程の大きさの部屋には、3人は簡単におさまる。 時刻は、昼のちょっと前あたりで気温が一番高くなる日だ。 まだまだ太陽の日差しの影響で明るい。 「じゃあ何か対策でもあるのですか?」 「あるにはある。当日に分かる事だ。」 時間帯が正午を指そうとする直前外に異変が発生した。 さっきまであれほど、明るい色をしていた空が黒一色に染められてしまっているのだ。
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