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「大天司様。どういたしましょうか?」
ある場所に青年の透き通った声が響き渡る。
そこは、デスヘヴン内に存在する神秘の場所。
5人程の男女が一列に並び、眼前にいる男を一斉に見ている場面である。
大天司と呼ばれた男は、1人だけいる異質の雰囲気を放つ人物である。
「早く蒼歌の巫女を始末しろよ。アイツさえいなければ、全てを掌握できる。」
「しかし・・あそこには手強い人間が・・」
返答をした男は、デスヘヴンの管理者「五天」の一人でありリーダーの天士である。
「アンジェロ。お前はいつからそんなに腐った?」
大天司と呼ばれている男は、有無を言わせないかのような威厳を維持し畳み掛けてくる。
それにアンジェロと呼ばれた男は、しばらく間を置き1つの言葉をいい放つ。
「分かりました。」
それだけで十分だと言わんばかりに大天司と呼ばれた男は、何も言ってこなくなった。
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