202人が本棚に入れています
本棚に追加
/25ページ
「さ、シズちゃん。そこに手、ついて。」
湯舟の縁を持たされる。
膝立ちした体勢は正直辛かった。
「……♪」
シャワーのコックが捻られ勢いよく温かい水が出る。
それを 含ませるように臨也は
シャワーのヘッド部分を昨日臨也を受け入れた場所に当てた。
「…………ッ…」
力を抜くと水が逆流する。
かといって力を入れないと大嫌いな臨也のモノは出てくれない。
「…………ひぁっ…」
臨也の指が侵入する。
中を引っ掛けるようにして外に出す。
震える身体を呪いたくなった。
「…ねぇ、さっきから誘ってる?」
「「誰が手前とやるか!!二度とごめんだ!!」」
「ふーん。」
臨也の指はだんだんと別の行動をとり始めた。
抜き差しを繰り返し 腸壁を解けさせ柔らかくなった所で指を増やす。
「………はぁっ……ぁ…」
「かわいいなぁ♪」
ぐちゃぐちゃと三本の指が好き放題静雄の中を荒らした後
臨也は何か思い付いたように笑った。
「ちょっと待ってて。」
バスルームを出て行った臨也を見て
チャンスと思い 静雄は置いてあった臨也のファーコートを羽織り
幸い人が擦り抜けられそうなくらい大さのバスルームの窓を破壊して逃げた。
Next→
最初のコメントを投稿しよう!