1.殺し合い

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……………平和島 静雄。 正直、初めて見た時は刺激ある人間だが長く付き合えば付き合うほど 興味は失せた。 静雄は人間ではない、だから 観察対象にはならない。 『………死ねばいい。』 昨日放った一言に静雄は激怒していた。 まぁ、臨也が何言ってもキレるのだが、 あの沸いた頭を冷やすのは不可能なのか。 臨也はため息を吐いた。 この前も池袋であった瞬間に自販機投げられて逃げた。 その後放った一言が。 『自販機投げられて平気ってお前異常なんじゃねぇの?』 絶対に静雄には言われたくない一言だった。 「人間になんかならなきゃいい。」 ニィっと口角を上げて臨也は池袋へ足を運ばせた。 …これから始まる 戦争への準備を整えて。 Next→
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