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食事をし終えて今は休憩中
「お兄ちゃん!お風呂行こ!」
「あ?ああ、そうだな。時間もいい感じだし行くか」
「いえーい!」
――――――――――
「………広い」
この旅館に来てから本当に驚きっぱなしだ
なに、このお風呂
広すぎる
人も結構いるけど、それでも余裕があるほどだ
綾平は恐る恐る温泉のお湯に足を伸ばす
ポチャン――……
サパー――……
足がお湯に触れた瞬間、心地良い温かさが体を走り、綾平はゆっくりと温泉に入った
「うわあ……気持ち……良い……はあ……」
思わず息が洩れる
体を温かさが包み込んだ
今日の疲れがまるでお湯に流れていくような感覚を覚える
「お兄ちゃん!!混浴はないの!?」
ああ、まるでこの癒しと安らぎがお湯に流れていくようだ
温泉に浸かる人達から苦笑が洩れる
綾、今日ばかりは本当に自重してくれ
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