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前には永年待ってくれた天使がいる
あの頃と変わらない天使がいる
「久しぶりだね、元気にしてた」
彼女は首を縦に振り笑顔で返す
「君は変わってないね」
「僕は少し老けたよね」
彼女はまた笑う
僕は
「本当に会えたんだね」
「てゆうか僕の方から会いに来たのに」
「どうしたんだろう?」
「君に伝えたい事が沢山あるのに」
僕が話していると嬉しさのあまりか彼女は泣いてしまった
「泣かないでいいんだよ」
「もう悲しまないでいいだよ」
「笑ってもいいんだよ」
「だって離れる事はもう無いんだから」
「どんな姿になっても一生大切にするって言ってくれたよな」
「俺も同じ気持ちだよ」
「そう誓っただろ?」
俺は彼女の手をとり
「もう2度と、この手を放さないから!」
君はまた笑顔で答えてくれた
少し瞳に涙を残して
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