永年の奇跡

2/4
7人が本棚に入れています
本棚に追加
/14ページ
前には永年待ってくれた天使がいる あの頃と変わらない天使がいる 「久しぶりだね、元気にしてた」 彼女は首を縦に振り笑顔で返す 「君は変わってないね」 「僕は少し老けたよね」 彼女はまた笑う 僕は 「本当に会えたんだね」 「てゆうか僕の方から会いに来たのに」 「どうしたんだろう?」 「君に伝えたい事が沢山あるのに」 僕が話していると嬉しさのあまりか彼女は泣いてしまった 「泣かないでいいんだよ」 「もう悲しまないでいいだよ」 「笑ってもいいんだよ」 「だって離れる事はもう無いんだから」 「どんな姿になっても一生大切にするって言ってくれたよな」 「俺も同じ気持ちだよ」 「そう誓っただろ?」 俺は彼女の手をとり 「もう2度と、この手を放さないから!」 君はまた笑顔で答えてくれた 少し瞳に涙を残して
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!