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デスサイズを振り下ろしたあと、そこにいたのは俺と、少女だけだった。
周りの魂は今頃、天界にいるだろう。
「俺は、人が死ぬ意味がわからない。死ななければならない奴なんざ、百万人に一人いるかいないかだ。そいつらだけ殺せば良いだろ」
「人が死ぬ理由は、生きるため。死ぬときに、生きていたことを後悔しないため。人はみんな、死ぬために生きるようなものなの」
だとしたら、
「じゃあ、俺はなんのために生きているんだよ。俺はまた人を殺し続けなければならないんだろう?だったら
────俺を殺してくれよ」
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