言葉のツルギ 振るいしキミへ

2/2
前へ
/32ページ
次へ
言葉は時に ココロを守る剣(ケン)になる 人を切り裂く剣(ケン)になる 否定されるが深き傷 己の意思 通らぬ事が 己の汚点 問われる事が 汝の全て 否定されたと感じるか ココロに問う はたしてそうかと 言葉の剣(ツルギ)は諸刃の剣(ツルギ) 人を傷付けるに溜まらず 知るか知らぬか己に返る それは哀しき防衛本能 己のココロ 守るは必須 汝よ悟れ ココロを守るは盾でもできる また時に 芯で受ける事せず 柳の如く かわすも巧手 それが上手く出来ぬ時 逃げて潜めてココロの傷 癒せばココロも冴えてくる 己の周りは全て敵 果たしてそうか 剣(ケン)を交えしその相手 真(シン)のココロを考えよ 汝を憎む訳でなく 全てを避けずむ訳でなく 言葉を味方にしていくすべを ただただ君に伝えたい それをも敵(カタキ)と捉えるか 汝は哀しく生き過ぎた もう変えられぬと訴える それは哀しい茨(イバラ)道 独りで歩む事と成る 見方を変えよう 見方を変えよう 違う道は現れる 優しく見守る者もいる 弱きココロを摩耗せず ただ歩みをユルリと変えてゆく それでいい それがいい 後光が汝にあるように
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加