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『さよなら』と
僕に告げて笑う君
君の瞳には
涙の水溜まり
僕はこの唐突さに
唖然としたよ
君はいつから苦しみを
胸に抱いていたのか
君のうるんだ瞳の奥
何を思っているのか
感じとれてなくて
ごめんね
君にとっての
大きな隔たりは
僕にとっては
小さな水溜まり
飛びこえて心弾む
水溜まりは好き
僕は笑うよ
君の水溜まりを
飛びこえて
君が『さよなら』
と言うのなら
僕は 君の
その言葉に
『さよなら』をする
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