第二章~そして全ての始まり…~

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コウタはさっきまでの事、自分の事を話した。 ??「え!?この湖にドラゴンがいたんですか!?」 コウタ「はい。それは俺が倒しておきました」 ??「あなたって、お強いんですね。ドラゴンなんて手慣れの戦士さんでも苦戦する程なのに」 コウタ「あはは…ど、どうも」 ??「そうだ、まだ私の名前を言ってませんでしたね」 そして女の子は立ち上がり、 シオン「私はアルフォード・ドゥ・シオンです。シオンって呼んで下さい、コウタさん」 コウタ「分かりました」 シオン「それで…あなたの力をみこんでなんですが…」 コウタ「はい?」 次に何かシオンが言おうとした時、コウタは何か気配に気付く。 コウタ「誰だ!!」 そこには誰もいなかったはずの所に、一人ローブを着た者がいた。 シオン「あ、あれは…!」 シオンはその者を見て何かに気付く。 ??「グラーシア王国王女、アルフォード・ドゥ・シオン。貴様の命、貰いに来た…」 すると、奴は鍵爪を出し、シオンに襲い掛かる。 シオン「いやっ!!」 そして、引き裂かれる。 だが、その前にコウタがシオンの前に出てかばう。 コウタ「ぐあっ!!」 シオン「コウタさん!?」 そして奴はバックステップして後ろにさがる。 ??「貴様、邪魔をするのか?ならお前も消すまでだ」 コウタ「やらせねぇ…」 するとコウタの体から異様なオーラが放たれる。 更に、さっき引き裂かれた背中の傷がみるみる塞がっていく。 ??「なっ、何だと!?」 コウタ「何の事かはわからんが、女の子が殺されそうなとこを見ていちゃ、黙ってはいられねぇな…」 そしてコウタは奴を睨む。 ??「ひっ!!」 何故か奴は泡を吹いて気絶する。 コウタ「はぁ…はぁ…」 そして体からオーラが消えていく。 シオン「コ、コウタさん…今のは…?」 コウタ「わ、分からない…そして何か体から力が沸いて来る…」 コウタ「にしても、あいつは一体何なんですか?そして、さっきのグラーシア王国王女って…」 シオン「はい、お話します…」 ……。 さっきのやつは木に縛っておいて、シオンは話した。 自分がグラーシア王国という国の王女であるということ。さっきの奴はジャグラー帝国の一兵士だったということ。そして今グラーシア王国はジャグラー帝国によって支配されているということ。 コウタ「そ、そんなことがあったんですか…」
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