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帝国魔導師「グラーシア王国王女アルフォード・ドゥ・シオン。貴様を抹殺しにきた」
コウタ「そうはさせるか!!」
コウタはシオンの前に立ち塞がる。
シオン「コウタ、戦っては駄目!帝国魔導師は先日の暗殺者(アサシン)より比べものにならない位強い!今はとにかく逃げないと!」
コウタ「いや、俺は戦う」
シオン「コ、コウタ!?」
コウタ「確かにあいつとは訳が違うのは十分感じる。だがあいつを倒せなきゃこの先戦っていけないよ。もっと強い奴らはまだまだいるんだろ?」
そしてコウタは剣を帝国魔導師に向け、
コウタ「シオン、さがっててくれ。俺はあいつと戦う」
シオン「……分かった。気をつけてね、コウタ」
そしてシオンはコウタから離れる。
帝国魔導師「何だ貴様?邪魔するのか?」
コウタ「シオンは俺が守る!お前の好き勝手になんかさせるか!!」
帝国魔導師「ふっ、ならばよかろう。貴様を先に消すまでだ!!」
すると帝国魔導師が魔法陣を展開する。
帝国魔導師「ファイアー・バーニング!!」
そして帝国魔導師の上に自分よりもひとまわり大きな炎の玉が現れる。
帝国魔導師「生憎私は時間をかけるのは好きじゃ無いんでね。一瞬で終わらしてもらう!!」そして帝国魔導師は炎の玉をコウタに向かって放つ。
コウタ「うおっ!!」
コウタにそれが当たり、爆発する。
シオン「コウタ!!」
帝国魔導師「ふはは!!実に弱い!!こんなことで守ろうだなんと…」
すると、帝国魔導師は舞い上がった粉塵の中で、盾で防いでいたコウタを見て驚く。
帝国魔導師「な、何だと!?常人ならば消し飛んでいるはずなのに!?」
コウタ「うへぇ~、こりゃすごい力だなぁ~。そしてなぜに俺は生きている?普通なら死ぬだろ、あんなのくらったら」
帝国魔導師「ま、まぐれだ!!今度こそ死ね!!ファイアー・バーニング!!」
そしてまたさっきよりも大きい炎の玉を出し、放つ。
コウタ「よし…今度は…!」
するとコウタは盾で防御しようとはせず、剣に力を込める。
コウタ「だああっ!!」
そして目前に迫った炎の玉に向かって剣を振る。
すると炎の玉は掻き消された。
帝国魔導師「なっ……そ、そんな……馬鹿なことが……」
帝国魔導師は度肝を抜かれる。
コウタ「ま、まさか出来るとは思わなかったけど…で、出来た…」
コウタは自分のした事にびっくりする。
コウタ「よし…なら今度は…」
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