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小さなびんだった。
なんだこれと想い
逆側を見てみると・・・
"風邪薬”と書いてある
「なにこれ・・・」
『腹痛いんだろ?』
「ぅん。・・・お腹がね」
『いらねぇの?』
いるもなにも・・・
アタシわ腹痛だし・・・。
しかも演技だし・・・
「アタシ・・・風邪じゃ・・・」
『いいから。薬わ薬だ』
「・・・じゃあ、木野紘樹わ頭痛に目薬させるのかよ・・・」
ひとり小声で呟いた
『え?なんか言ったか?』
「なんにも・・・」
『薬、飲めよ』
「・・・ありがと」
ありがたくないけどね。
そう想いながら
屋上を出て行った。
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