第一章 桜峰学園入学式

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このクラスのほとんどの人が彼女を可愛いと思っているだろう。それだけの魅力が彼女にはあった。 「だろ?彼女の可愛いさはこのクラスでトップ……いや、学年でトップクラスのレベルだ」 (俺も悠太の意見に賛成だ。こんなに可愛い子は初めて見た) 「Cカップか……。俺的には、もうちょっと大きい方が好きだなぁ……」 と、唯奈の胸をじろじろ見ながら妄言を吐いている悠太を 「水澤さんを汚ない眼で見るな!このド変態野郎!」 と、言いながら悠太の頭を殴りつけると 「グヘッ!」 と、机に顔をぶつけ、いかにもアホな声をあげながら撃沈した。 そのあと、いろいろと平島先生が話をしてLHR(ロングホームルーム)が終わった。ぽつぽつと何人かが帰り始めた。
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