20人が本棚に入れています
本棚に追加
(俺の席は……窓側前から2番目か……)
隼人は自分の席を確認したらそそくさと席に着き、うつ伏せになって睡眠をとり始めた。
教室の中では男女共に3、4人程度の集団を作って思い思いに話している。
(昨日、遅くまでゲームするんじゃなかった……)
そう思っていると、いきなり頭を小突かれた。
「誰だ?」
と言いながら隼人は至宝の睡眠時間を邪魔した奴を睨み付ける。
「そんな恐い顔するなよ」
隼人の横にはニヤニヤしながら立っている男がいた。
「俺の睡眠時間を邪魔する奴は誰だろうが許さねぇぜ!」
「まぁ、まぁ。席が隣同士仲良くしようぜ」
そう言いながら男は隼人の前の席に座った。
最初のコメントを投稿しよう!